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紫檀家具の手入れ|拭き漆と真贋の見方

紫檀の家具の艶が、以前より鈍くなってきた。艶出し剤を買おうとしている——その手を、少しだけ止めていただきたいのです。

紫檀をはじめとする唐木の家具は、多くが拭き漆で仕上げられています。この仕上げでは、艶は上から足すものではなく木の中から出てくるもの。だから、塗るものはほとんど要りません。日々の手入れの手順と、「紫檀」と書かれた家具が本当に紫檀かを確かめる方法をお伝えします。

手入れの前に|あなたの紫檀は何で仕上げられているか

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手入れの正解は、材ではなく仕上げで決まります。同じ紫檀でも、拭き漆とウレタン塗装ではしてよいことが違います。

仕上げ 表面の状態 手入れの基本
拭き漆(摺り漆) 塗膜で覆わず、漆が木地に染み込んでいる 乾拭きのみ。塗り足さない
ウレタン塗装 樹脂の膜が表面を覆う 乾拭き。汚れが強いときのみ薄めた中性洗剤
オイル仕上げ 膜で覆わず、油が木に入っている 乾拭き中心。オイルの補充は指示に従う
分からない 乾拭きだけ。最も安全

拭き漆とは何か

拭き漆は、生漆を木地に塗り、布で拭き取る作業を、乾燥を挟んで何度も繰り返す仕上げです。塗料のように表面を膜で覆うのではなく、漆を木地に染み込ませてから拭き上げる。指で触れたときに感じるのは塗膜ではなく、木そのものの硬さと滑らかさです。

唐木は堅く、釘やねじが素直に入りません。そのため唐木の家具は、釘を使わずホゾや組手で組む「指物」の技法で作られてきました。拭き漆は、その木組みを塗り隠さないための仕上げでもあります(唐木家具とは)。

「拭き込むほど艶が出る」と言われる理由

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唐木家具は、使い込み、拭き込むほどに艶が深まると言われます。これは経験則ではなく、仕上げの構造から説明できます。

唐木は堅く、そして油分の多い木です。そこへ生漆を繰り返しすり込んで磨き上げると、木の脂と漆が少しずつ表面に滲み出してくる。艶を決めているのは塗膜の厚みではなく、木地の緻密さと、磨き込みによる表面の平滑化です。乾いた布で拭くという行為そのものが、ごく弱い研磨と圧密になっている——これが、唐木の艶の正体です。

だから理屈のうえで、艶出し剤は要りません。艶は上に載せるものではなく、下から出してくるものだからです。唐木指物の伝統的な工程に、紙やすりだけでなく椋(むく)の葉で磨く研磨が残っているのも、同じ思想の表れといえます。

紫檀という木そのものの性質は紫檀とはでご紹介しています。

ご自宅の家具の仕上げを推し量る

正確な判断は職人でなければ難しいのですが、目安はあります。表面に艶のある「膜」が乗り、爪を立てると弾く感触があればウレタン塗装の可能性が高い。膜を感じず木肌の凹凸が指に伝わるなら、拭き漆やオイル仕上げが考えられます。判断がつかないときは乾拭きだけにとどめてください。乾拭きは、どの仕上げでも間違いになりません。

なお西村貿易が扱う紫檀の家具は、いずれも釘を1本も使わずホゾで組み上げ、拭き漆で仕上げられています。以下はその前提に立った手順です。

日常の手入れ|払う、そして拭く

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やることは二つ。順番に意味があります。

手順 すること 理由
1 羽ぼうき・毛ばたき・柔らかい筆でホコリを払う ホコリの中の砂粒が、拭くと研磨剤になる
2 柔らかい乾いた布で木目に沿って軽く拭く 磨き込みが艶になる。力は要らない

先に「払う」理由

空気中のホコリには微細な砂や鉱物が混じっています。それを布で押しつけながら動かすと、表面に細かな擦り傷が入る。艶が曇る原因の多くは、この傷の集積です。

布は何を使うか

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勧められているのは、日本手ぬぐいのような柔らかい木綿の布、綿ネル、柔らかいマイクロファイバー。目の粗いタオルや繊維の硬い布は避けてください。

拭くときは木目に沿って、力を入れずに。京型の紫檀仏壇を手がける製造元も「強く拭くと表面が傷ついてしまいます」と注意を促しています。磨こうと力むほど、艶からは遠ざかります。

回数の決まりはありません。ホコリが見えたら払う、週に一度ほど軽く拭く。彫りや面取りの部分は布が届かないので、柔らかい筆で掻き出してから拭いてください。

水拭き・オイル・ワックス|「使わない」が答えになる理由

使いたくなるもの 唐木・拭き漆での扱い
水拭き 原則しない。やむを得ないときのみ、固く絞ってすぐ乾拭き
家具用ワックス・艶出し剤 使わない
シリコン系の艶出しスプレー 使わない
化学ぞうきん 使わない
アルコール除菌スプレー・ウェットティッシュ 使わない
研磨剤入りクリーナー 使わない

検索すると、正反対のことが書いてある

「紫檀 手入れ」で検索すると、上位の唐木・仏壇の専門店は口を揃えて「艶出し・ワックスはおすすめしない」と書いています。ある紫檀仏壇の製造元は「ワックスを使わなくても十分につやが出ます」と断言しています。

ところが同じ検索結果に一般の木製家具向けの記事があり、そこには「濡らした布を固く絞り、家具用ワックスをスプレーして拭く」と書かれている。読む側は、同じ画面で正反対の助言を受け取ることになります。

この矛盾には理由があります。前提にしている仕上げが違うのです。

塗装で表面を覆った洋家具では、ワックスは塗膜を保護し、光沢を補う役割を果たします。一方、拭き漆の唐木家具には覆うべき塗膜がありません。艶は木地の緻密さと磨き込みから出ている。そこへワックスを重ねても、艶の出どころに何も足せないばかりか、白濁やムラ、ベタつきの原因になります。

「木製家具のお手入れ」という一般論を、拭き漆の唐木に持ち込まない——これが最も大切な線引きです。

水拭きをしないこと、それでも必要なとき

木製家具一般では「固く絞れば可」とする案内も多いのですが、唐木については専門店ほど慎重です。それでも汚れを落とす必要があるときは、水で濡らして固く絞った布でその箇所だけを素早く拭き、すぐに乾いた布で水分を残さず拭き取る。濡れたまま置かないことが要点です。局所的に吸湿すると、白化やシミの原因になります。

シリコン系スプレーが「後で直せなくする」

艶出しスプレーの中には、シリコンを含むものがあります。これを避けていただきたいのには、手入れとは別の理由があります。

シリコンが木地や表面に残ると、後日その家具を再仕上げするときに塗料や漆が乗らず弾いてしまうことがあるとされます。しかも脱脂や研磨だけでは取り切りにくい。家具修理の現場で嫌われる汚染として知られており、一度使うと、直せる家具が直しにくい家具に変わってしまうおそれがあります。その日の見た目のために、次の世代の選択肢を狭めない。

アルコールやシンナー系の溶剤も、変質・変色の原因になるとして家具メーカーや修理業者が一様に避けるよう案内しています。ウェットティッシュも保湿剤や界面活性剤を含むものが多く、唐木には向きません。

置き場所と湿度|割れと反りは、手入れより前に決まる

日々の拭き方より、置き場所が家具の一生を左右します。

避けたい場所 起きること
直射日光の当たる窓際 紫檀の赤紫が褪せ、色調が変わる
エアコンの吹き出し口の直風 局所的に乾き、割れ・目開きにつながる
暖房器具のそば、床暖房の上 同上。片面だけ乾くと反りが出る
極端に乾く/湿る部屋 寸法が動き、接合部が緩む

直射日光と、紫檀の色

紫檀は色の変わる木です。切ったばかりの面はオレンジがかった赤みを帯び、時間とともに深い紫、黒紫へと落ち着きます。これは劣化ではなく経年変化です。

一方、日光や紫外線に長時間さらされた場合の変化は別物です。赤紫が抜けて黄ばんで見えるようになり、しかも当たった面だけが変わるため、家具全体の色が揃わなくなります。窓際に置くなら、レースやブラインドで直射を避けてください。

空調と、片面だけ乾かさないこと

木は周囲の空気と水分をやり取りしています。乾けば縮み、湿れば膨らむ。この動きは避けられませんが、急であること偏っていることが問題を生みます。

エアコンの風が片側だけに当たり続ける、壁にぴったり付けて背面の空気が動かない、床暖房の熱が脚元から入り続ける——こうした状態では家具の中で乾き方の差が生まれ、反りやねじれ、接合部の緩みにつながります。壁から少し離し、風の通り道から外す。それだけで違います。

一般的な木製家具では、室内の相対湿度をおおむね40〜60%に保つのが目安とされます。唐木に特化した公的な基準はありませんが、季節ごとの振れ幅を小さくするという考え方は共通です。

引き出しの内側に、桐が使われていることがあります

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紫檀の箪笥では、外側は紫檀でも引き出しの内部に桐が使われていることがあります。西村貿易の紫檀衣装間箪笥【好斉作】がその一例で、高温多湿への対応力を見込んで桐を用いています。

つまり湿度への備えは、買った後ではなく木取りの段階から織り込まれている。使い手が頑張らなくて済むように、作り手が材で解いています。

症状別の対処|白い粉、艶落ち、傷、割れ

症状 まず疑うもの 対処
綿状の白いもの/再発する カビ 乾拭きで除去。取れなければ相談を
粉状・結晶状の白いもの 木の成分の析出 乾拭き→固く絞った布→すぐ乾拭き
艶が鈍い・曇った 微細な傷と汚れ 乾拭きを重ねる。塗らない
浅い傷・打痕 触らない
割れ・目開き・ぐらつき 乾燥・寸法変化 自分で直さない。職人へ

白いふわふわしたものが出た

長く使っていない紫檀の家具に、白い綿のようなものが付くことがあります。まず疑うのはカビですが、必ずしもカビとは限りません。紫檀や花梨といった唐木では、白いカビに見えたものが木材成分の結晶だった事例が報告されています。木が出したものを、汚れと思って落としてしまうことがあるのです。

綿状でふわふわし面で広がり再発するならカビ、粉っぽく結晶のようで拭くと取れるなら析出、が目安です。

カビが疑われるとき、木材の分野では消毒用エタノールで拭く方法が案内されています。ただし拭き漆や古い塗膜では、アルコールで艶が落ちる、白く曇ることが起こり得ます。全面に使わず、裏側など目立たない場所で試してから判断してください。判断がつかなければ、触らずにご相談ください。

いずれの場合も、強くこすらない、濡らしすぎない、漂白剤を使わない。

艶が落ちたとき、やりがちな失敗

ワックスを厚く塗る、シリコン系の艶出し剤を使う、研磨剤入りクリーナーで磨く、水やアルコールをたっぷり使う、自己流で塗り直す——いずれも、白濁やムラを招くか、後の再仕上げを難しくします。

正しい第一手は、乾いた布で拭き込むことです。それで戻る程度の艶落ちは少なくありません。気づいたときに拭く、それを数日から数週間。戻らないなら次の章へ。

割れ・目開き・ぐらつき

ホゾで組まれた家具では、木が痩せると継ぎ目が開き、框が緩みます。接着剤で埋める、隙間に何かを詰めるといった応急処置は、後日の修理をかえって難しくします。触らないでください。

職人に渡す線引きと、拭き漆の直し

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自分でやってよいこと 職人に渡すこと
ホコリを払う/乾拭き 艶の再仕上げ
固く絞った布で部分的に拭く 深い傷、輪染み、欠け
置き場所と湿度を整える 割れ、目開き、接合部の緩み
目立たない場所での試験 判断がつかないすべて

再仕上げでは何が行われるのか

艶が戻らなくなった唐木家具は、直せます。公開されている工程はこうです。劣化した仕上げと傷を見極め、必要なら部材の締め直し・組み直しを行う。表面を研磨して下地を整え、拭き漆を数回、乾燥を挟みながら繰り返す。最後にもう一度磨いて光沢を均一に整える。

新しく塗り重ねるのではなく、もう一度、同じ工程をやり直す。これが拭き漆の直し方です。古い座敷机や傷んだ机が新品同様に戻ると、唐木指物の修理の現場では言われます。

なお漆は乾燥に時間を要するため、状態によっては短期では終わりません。所要期間を明示した公開資料は見当たらないため、この記事では日数をお示ししません。

西村貿易のアフターメンテナンス

西村貿易は正規輸入代理店として、メーカーとの連携と熟練の職人の技術を生かし、補修や修理のアフターメンテナンスに力を注いできました。

西村貿易でお求めいただいた家具でなくても、ご相談いただけます。取り扱いブランドや高度な修理技術を要する家具について、天板の塗り替えや椅子の修理などに対応しています。ご実家から受け継いだ紫檀の家具も、まずは状態をお聞かせください。詳しくは家具購入のご相談や修理についてを、修理全般は家具修理の基礎知識をご覧ください。

「紫檀」と書いてあっても、紫檀とは限らない

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手入れの話をしてきましたが、その前に確かめておきたいことがあります。その家具は、本当に紫檀でしょうか。

見るところ 分かること
1 表記 「無垢」か、「調」「風」「色」か
2 木口・角・欠け 突板なら、薄い貼り層や色の差が出る
3 裏側・引き出しの内側 表面だけ着色していれば、下地の別材が見える
4 重さ 唐木らしい重量感があるか(単独では決め手にならない)
5 誰が作ったか/どこから来たか 売り手が答えられるか

「紫檀調」「紫檀色」という表記

商品名に「調」「風」「色」が付いているとき、その材が紫檀とは限りません。

紫檀調は、紫檀そのものではなく紫檀風の木目や色を再現したものを指します。仏壇の分野では、芯材に木目を直接印刷したもの、印刷シートを貼ったものと説明されています。紫檀色は材種ではなく色の名前で、紫檀材である証明にはなりません。

「紫檀」と単独で書かれている場合も、無垢材なのか突板なのかは分かりません。表示が実際の材質と異なれば景品表示法上の問題になり得ますから、まっとうな売り手であれば無垢か突板か、どこ産かを聞けば答えられるはずです。

木口と、裏側を見る

突板は、下地材の表面に薄い板やシートを貼ったものです。手がかりは断面にあります。天板の木口(断面)を覗くと、突板なら表面の薄い層と内部の色・質感の差が見えることがあります。角の摩耗や欠けた箇所も同じです。

染色で安価な材を高級材に見せているものは表面だけが濃く着色されていることが多く、傷、裏側、引き出しの内側といった仕上げの手が薄い部分に下地の色が残ります。ひっくり返して、内側を見てください。

「水に沈めば本物」は試さないでください

紫檀は重い木で、水に沈むと語られることがあります。ただし気乾比重には樹種や個体による幅があり、沈むから本物、浮くから偽物という判定はできません。「削り屑を水に浸して浸出液が紫紅色になれば紫檀」という方法も紹介されますが、染色材や近縁材との切り分けには使えません。

何より、これらの方法は家具を傷めます。水に浸す、削る、溶剤で拭く——確かめるつもりで価値を損なう行為です。試さないでください。

呼び名では判断できない

「紫檀」「ローズウッド」は通称で、実際には複数の材を含みます。かつて日本の市場では、紫檀に似た別の材に紛らわしい呼び名を付けて紫檀として売っていた時期がありました。この歴史を、ある木材の専門家は「業界は猛省しなければなりません」と自らの言葉で振り返っています。

名前は身を守る材料になりません。確かめるべきは、無垢か突板か、木口はどうか、誰が作ったのかです(紫檀とは)。

楽器の世界で、実際に起きたこと

偽物が生まれる理由は、悪意とは限りません。本物が手に入らなくなるからです。

二胡の専門店が2009年に公開した記録があります。本物の紫檀で二胡を作ってほしいと職人に依頼したところ、紫檀は高騰していて見積もりも出せない、いつ作れるかも分からないと断られた。そのうえで職人はこう言ったそうです——「代替紫檀」なら作ります、と。本物そっくりで、価格は五分の一。そしてその楽器を「紫檀」として扱わないかという誘いが、まっとうな専門店にも届いていた。

家具でも同じ構造が起こり得ます。だからこそ、値段の折り合いが良すぎるほうを疑うことに意味があります。

結局のところ、誰が作ったかを言えるか

最後の一項目は、木ではなく売り手です。材が無垢か、どこの誰が仕上げたのか、修理を引き受けるのか。これに答えられる売り手であれば、木口を覗く前に見当がつきます。

西村貿易の紫檀衣装間箪笥【好斉作】紫檀江戸火鉢【好斉作】は、伝統工芸士 好斉が仕上げた個体です。作り手が分かる家具という選択はアンティークではない紫檀家具という選択でどうぞ。

一年の手入れ|季節ごとにやること

時期 やること やらないこと
乾拭き。日射しの角度が変わるので置き場所を確認 艶出し剤を買わない
梅雨 風の通りを確保。除湿は穏やかに 除湿機の風を直接当てない
エアコンの風向きを家具から外す 冷風の直撃、窓際への移動
拭き込む季節。乾拭きを重ねる 力を入れて磨く
加湿は穏やかに。暖房器具と距離を取る 加湿器の蒸気を向けない

そして家具とは別に、記録を残してください。作者、購入した年、仕上げ、修理の履歴。次にこの家具を受け取る人には、その紙一枚が最も確かな手がかりになります。

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よくある質問

Q1. 紫檀の家具を水拭きしてもいいですか?
原則としてしません。唐木を扱う専門店の多くが水拭きを避けるよう案内しています。どうしても必要なときだけ固く絞った布でその箇所を素早く拭き、すぐに乾いた布で水分を拭き取ってください。濡れたまま放置しないことが要点です。
Q2. 黒檀や紫檀に艶を出す方法はありますか?
柔らかい乾いた布で、木目に沿って拭き込むことです。拭き漆の場合、艶は塗膜の厚みではなく木地の緻密さと磨き込みから生まれます。紫檀仏壇の製造元も「ワックスを使わなくても十分につやが出ます」と案内しています。
Q3. 木の家具を拭くときは何を使えばいいですか?
柔らかい木綿の布、綿ネル、マイクロファイバーが勧められています。日本手ぬぐいのような布も適しています。拭く前に必ず羽ぼうきでホコリを払ってください。混じった砂粒が研磨剤になり、細かな傷の原因になります。
Q4. 紫檀仏壇の手入れ方法は?
唐木で作られたものは家具も仏壇も基本は同じです。毛ばたきでホコリを払い、柔らかい布で乾拭きする。艶出し剤やワックスは使わない。強くこすらない。金具や漆の装飾がある部分は扱いが異なります。
Q5. 黒檀のメンテナンス方法は?
黒檀も紫檀と同じ唐木で、堅く油分を含む材です。日常は乾拭きが基本で、艶出し剤やワックスは勧められていません。直射日光と急激な乾燥を避けることが、拭き方以上に効きます。
Q6. 古い木製家具の手入れ方法は?
長く放置された家具ほど、いきなり水や薬剤を使わないでください。まずホコリを払い、乾いた布で軽く拭くところから。古い家具は仕上げが脆く、アルコールや強い薬剤で白濁やムラが出やすくなっています。迷ったら専門家にご相談ください。
Q7. 紫檀と本紫檀の違いは何ですか?
「紫檀」は複数の材を含む通称で、「本紫檀」はその中の特定の材を指す呼び方です。ただし呼び名だけで材は特定できません。確かめるべきは無垢材か突板か、どこ産か、売り手が説明できるかです。詳しくは[紫檀とは](https://maitland-smith.jp/blog/shitan-towa/)をご覧ください。
Q8. 紫檀は高級木材ですか?
唐木の中でも希少性が高く、古くから貴重な材として扱われてきました。ただし「紫檀」と表示されていても突板や着色材の場合があります。何が価格を決めるのかは[唐木家具の値段](https://maitland-smith.jp/blog/karaki-kagu-nedan/)をご覧ください。
Q9. 黒檀と紫檀の違いは何ですか?
どちらも唐木ですが、色も木目も硬さも異なります。手入れはほぼ共通で、いずれも乾拭きが基本です。家具としてどちらを選ぶかは[紫檀と黒檀の違い](https://maitland-smith.jp/blog/shitan-kokutan-chigai/)でお伝えしています。
Q10. 紫檀家具にオイルを塗ってもいいですか?
拭き漆で仕上げられている場合、塗り足す必要はありません。塗装されていない木部を前提としたオイルの案内を拭き漆の唐木に当てはめると、色味や仕上がりが変わるおそれがあります。仕上げが分からないときは乾拭きだけに。

まとめ

紫檀の家具に、塗るものはほとんど要りません。艶は上から足すものではなく、拭き込むことで木の中から出てくるものだからです。ホコリを払って乾拭きし、置き場所と湿度を整える。手に負えないと感じたら、手を加えずに職人へ。唐木の家具は、直して受け継いでいけます。

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西村貿易株式会社 白金台ショールーム
〒108-0071 東京都港区白金台3-2-10 白金台ビル1F
営業時間: 10:00~18:00(月曜定休)
電話: 03-5793-3694

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