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オルソープ「コモード」

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5代目スペンサー伯爵が1865年にロンドンで購入したローズウッドのコモード(1770年製)。

 

オルソープハウスのダイニングルームの1つである「グレートルーム」。英国史に名を刻むスペンサー伯爵家が関わる政治談議に使われたこともあり、英国史の裏舞台となったこともある由緒ある部屋の一つです。その控えの間「アンテルーム」として設えられている部屋を飾るローズウッドのコモード。オリジナルは、1720年ごろに製作されたものです。赤い立派な髭で知られ「レッドアール」と呼ばれた、5代スペンサー伯爵が1865年にロンドンのエドワード&ロバーツ社から9ポンド1シリングで購入したアンティークのコモードと伝わっています。

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リプロダクトされたオルソープコレクション。当時の造形を忠実に再現。

 

そのデザインは、ルイ14世様式とフレンチリージェンシー様式を融合させた雅なもの。17世紀から18世紀前半にフランス・パリを中心に活躍した家具デザイナー・アンドレ=シャルル・ブールや同時期に高級家具職人としてその名を馳せていたニコラス・セジョーも好んだスタイルです。3段3列の引き出しの其々にはマホガニー、ローズウッド、黒檀を使って紐文様が象嵌され、華やかな真鍮の縁飾りとドロップハンドルが組み込まれているなど、当時の最新流行のデザインを取り入れた優美なコモードです。

 

こちらの商品の詳細はこちらからhttps://www.maitland-smith.jp/products/detail/al60010-2.html