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Interior Styling「意匠を凝らしたインテリア」

Interior styling

弊社が創業以来、「生活をアートにしつらえる」をテーマにご提案する空間プロデュース。 大変ありがたくも、ご依頼主であるオーナー様と共に創り上げたトータルインテリアをウェブサイトの“プロデュース”で特集させていただいております。

日々ご縁をいただけるお仕事では、部分的なコーディネートも多く承っております。エントランスやリビングルーム、ダイニングルーム、ミュージックルームなどのお部屋ごとのコーディネート。また、その一部の壁面を素敵にしたいとのご依頼も多くいただきます。

今まで以上にご自宅で過ごされる時間が多くなった昨今。空間を整えることは、心の豊かさにつながります。

大切なのは住まう方が満足する空間であるかということ。気になっている場所をスタイリングするお手伝いをいたします。

Coordinate

今月のインテリアスタイリングは、英国人デザイナー スティーブン・チャーチが手掛けるコレクション「イングリッシュキャビネットメーカー」のサイドボードを中心にコーディネートを考えてみました。

18世紀英国家具黄金時代の3大家具職人(※1)の一人、ジョージ・ヘップルホワイトの様式にインスパイアされたチャーチ氏の美意識が色濃く反映されたサイドボード。

(※1)家具職人(キャビネットメーカー)といわれているので職業でいうと職人なのでしょうが、役割的には今でいう特注家具専門のデザイナーに近いと思います。

マホガニーを中心にシカモア、エボニーを使い、縁はクロスバンディングで装飾され、なだらかな曲線を描く天板に呼応するようにカーブを描く全面の引き出しや扉。デザイナーの妥協なきこだわりと職人技が美しいサイドボードです。細部にまで手抜きのない逸品の一つといっても間違いないでしょう。使われているノブやヒンジも特注品です。ぜひお近くで見ていただきたいアイテムです。

壁面装飾には、写真家ディビッド・バッシュによって撮影されたロンドンの西にあるバーリントンガーデンのモノクロームなアートピクチャーをセレクト。イギリスのTrowbridge社のアイテムです。

このスタイリングには、イギリスのFarrow&Ball社のウィステリア(藤)をモチーフとした壁紙をセレクト。18世紀より受け継がれているブロックプリントという工法で一枚一枚丁寧に刷られており、手刷りならではの独特な凹凸とした風合いと英国らしい発色の淡いブルーとグリーンのウィステリア(藤)がマホガニー色のサイドボードをより品よく引き立ててくれます。

ウィステリア(藤)の花言葉は「歓迎」。(※2)https://hananokotoba.com/fuji/より引用

茶人が茶室や道具に趣向を凝らし客人をもてなすように、住まう方の意匠を凝らしたインテリアをスタイリングのテーマにしてみてはいかがでしょうか。

リビングルーム、ダイニングルームのフォーカルポイントになる壁面や玄関にもふさわしい品格あるインテリアとなってくれると思います。

Fallow&Ball 壁紙

ファロー&ボール

Wisteria(藤)

BP2221

単価㎡ \6,556(税込)