和と西洋が融合するリミックス・インテリア
東京・赤坂の杜に佇む迎賓施設、乃木會館。披露宴会場「豊明」のプロジェクトに続きご依頼いただいたのは、乃木会館に隣接する別館乃木坂倶楽部の貴賓室で、家族の記念日やプライベートパーティー、VIPラウンジとしてのご利用を目的とした内装・家具のトータルプロデュースです。
本空間は、和モダンインテリアと西洋文化が融合する安土桃山時代へのオマージュとして、弊社がデザインしました。和洋折衷インテリアの真髄を、異なる文化がマーブルのように交じり合うリミックス・インテリアとして表現しています。
エントランス
— 扉の向こうに広がる、異文化が溶け合うVIP空間
和モダンインテリアの象徴として、入り口を飾る壁面には大胆な市松模様を配し、伝統的な和の秩序と現代的な素材感を融合。漆のような深いボルドーの光沢と立体的なホワイトパネルのコントラストを交互に配することで、安土桃山時代の装飾性と現代のモダンな感性が溶け合うリズム感あふれる表情を作り出しています。
正面の重厚なドアは、日本古来の木工技術と南蛮文化のシンメトリー美学を融合させ、直線的な寄木細工の中に中央の円のモチーフを大胆に描くことで、和洋折衷インテリアの新たな世界を象徴。中央の黄金のメダリオンが、遠き異国からの工芸品のような気品を添え、エントランス全体の主役として存在感を放っています。
扉を開けると、ゼブラ革のクッションを添えた黒のチェスターフィールドソファとラウンジチェアが迎え、エントランスとは異なる現代的な要素を取り入れた高級インテリアのリビング空間が広がります。そのかたわらには、和モダン家具の風格を持つマーブルトップのマホガニー製バーカウンターとバックバーが配され、訪れる方々のファーストインプレッションを強く惹きつけます。
VIPラウンジ①
— 和と西洋が織りなす、格調高い非日常のひととき
和モダンリビングの趣を感じさせる織部の深緑の色と壁紙が、空間に落ち着きと力感を与え、リビングの横にはイギリス人デザイナー、スティーブン・チャーチによるクラシックインテリアのダイニングテーブルとオルソープのセドンチェアを組み合わせました。その壁面には迫力ある鶴のゴールドパネル四枚を配し、円窓障子とクラシック家具の融合により空間全体の調和を演出。和洋折衷インテリアの魅力を感じていただける設えになっています。
VIPラウンジ②
— 異なる文化がひとつに溶け合う格調高い空間
鶴のパネルの反対側の壁面にはニッチスペースが設けられ、小さな円窓障子の下には、紫檀に天然石や貝をはめ込んだ唐木のアンティークテーブルが置かれ、その上には猫のオブジェが配されています。コーナーにはクラシック家具のトーシャとアールデコ調のランプを組み合わせ、空間全体の統一感を演出しています。もう一つのニッチには唐木の花台をしつらえ、花瓶と植栽を配置することで、和モダンインテリアならではの文化の融合を図った設えになっています。
円窓から入口方向を見ると、バーカウンターとダイニングテーブルが見事なバランスで配され、どこにいても非日常的なVIPルームの雰囲気を感じられる空間になっています。
和洋折衷インテリアの要素が巧みに融合し、訪れる方に非日常の趣と至極のひとときを届ける高級インテリアのVIP空間です。








