歴史の記憶が導く、佐世保の豊かな住まい
長崎県佐世保市の住宅型有料老人ホーム「わかばテラス」は、1896年、第5代スペンサー伯爵が長崎・佐世保を訪れていたという歴史的な縁があります。その物語に導かれるように、本施設では弊社が日本総代理店を務める家具コレクション「オルソープ リビングヒストリー コレクション」の世界観を、空間テーマとしてご採用いただきました。
プランニングに際しては、理事長ご夫妻を英国へご案内し、スペンサー伯爵との面会、そしてオルソープハウスの見学を実現しました。500年を超える歴史を持つ邸宅の空間を実際に体感していただきながらイメージを共有し、家具・内装・インテリアの計画を丁寧に進めてまいりました。
歴史と文化に包まれながら、医師である理事長ご夫妻が大切にされている「よい空間は人を元気にする」という理念を反映した、入居者の皆さまが心豊かな日常を過ごす"終の棲家"が誕生しました。
ホール(エントランス)
— シャンデリアとコンソールテーブルが彩るエントランスホール
歴史ある英国スタイルの家具がもつ落ち着きと品格を住空間に取り入れることで、入居者の日常に穏やかな豊かさをもたらすことをテーマとした空間をご提案しました。
柔らかな日差しが差し込む吹き抜けのエントランスホールには、メートランドスミス社製のクラシカルシャンデリアを設置。繊細なアイアンワークを幾層にも重ねたデザインが視線を自然に上へ導き、空間のスケールを美しく引き立てています。
ホール中央には、スペンサー伯爵家と長崎・佐世保との歴史的な物語を静かに象徴する存在として、伯爵家の邸宅オルソープハウスを象ったハウス型デスクを配置しました。
マホガニー製リージェンシースタイルのカウンターをレセプションデスクとして据え、その傍には5代スペンサー伯爵の愛犬フォーレージャーのブロンズ像が見守っています。遊び心を感じさせるこの存在が、訪れる方々を温かく迎えています。
対面にはスペンサー伯爵家の邸宅にあるウットンホールに由来するコンソールテーブルとチェアを配置し、落ち着きと格調を感じていただける空間を構成しています。壁面には絵師に別注した「風神雷神図」の屏風を据えました。自然の力、すなわち"生命"を象徴する主題が、この住まいで暮らす方々の日常を静かに見守り支える存在となっています。
歴史と文化が静かに響き合い、ここで暮らす方々の日常をやさしく支える空間となりました。








