明治大正ロマンの祝宴空間
結婚式場として格式高い東京・赤坂の迎賓施設、乃木會館。クラシックインテリアの風格が漂う空間です。
このたび同館より、披露宴会場「結」のインテリアコーディネートをご依頼いただきました。「結」は、乃木邸のメインダイニングをイメージした、明治大正ロマンの趣を湛える上質な披露宴会場です。クラシックインテリアで気品ある空間に、日本の文明開化の時代と西洋文化の息吹が重なり合う、ノーブルな雰囲気が広がります。
本プロジェクトでは既存の内装が持つ世界観を生かしながら、空間の格調を高める家具の選定とコーディネートを行いました。祝宴の場としての華やぎと落ち着きを兼ね備えた空間を整えることで、大切なゲストと過ごすひとときを、より豊かに演出しています。
披露宴会場(ゲスト席)
— 人と人を結ぶ祝宴の空間
「結」の披露宴会場の内装に合わせ、空間の核となるチェアとして、結婚式場の椅子にアンティークの風格を持つヴィクトリアンスタイルのバルーンバックチェアを選定しました。優雅な曲線を描く背もたれと繊細な彫刻が、この空間の明治大正ロマンの雰囲気を一層際立たせます。
また、カーテンやキャビネット背面に用いられている生地、そして床に敷かれた赤い絨毯との調和を考え、張地にはグリーンベルベットを採用しました。落ち着きの中に華やぎを添えるこの色彩の組み合わせが、結婚式場にふさわしい洗練された印象を生み出し、新郎新婦と訪れるゲストを優雅に迎えます。
披露宴会場(メインテーブル)
— 祝宴の主役を迎える特別席
新郎新婦がお座りになるメインテーブルには、彫刻が美しいハイバックのテューダーチェアを選定しました。背の高いフォルムがひときわ存在感を放ち、王座のような威厳を感じさせるデザインが空間の主役としての役割を担います。張地には、会場全体の色調に調和するグリーンの生地を採用しました。
メインテーブルの背後には石造りの暖炉が据えられ、その両脇にはメートランドスミスのペンシェルシェードのフロアランプを配置。暖炉の上には、セオドア アレキサンダーの装飾性豊かなパネルを合わせ、メインテーブルを華やかに引き立てています。
さらに、左右対称に設えられたキャビネットには調度品が美しく飾られ、アンティークシャンデリアやウォールランプ、フロアランプ、キャビネットの灯りが重なり合うことで、空間全体に温かみと奥行きをもたらし、披露宴会場の装飾にふさわしい格調高い雰囲気を演出しています。








