インテリアは一生かけて作る作品
H邸の戸建てインテリアは、新築やお引っ越しといった節目に一度で完成させたものではありません。
西村貿易の輸入家具を軸に、長年にわたり少しずつ選び、迎え入れてこられたメートランドスミスやオルソープの家具とともに、お客様とその時々のご要望や暮らしに寄り添いながら、空間づくりのお手伝いを重ねてきました。
そうして積み重ねられた選択の一つひとつが、このたびH様の満足のいくかたちとして整えられ、住まい全体に深みのある表情をもたらしています。
本プロジェクトは、インテリアとは「その時点で完成するもの」ではなく、暮らしとともに育まれ、成熟していくものであることを静かに物語っています。
玄関のインテリア
— 世界観を語るエントランス
玄関に足を踏み入れると、左手にはオルソープのビューローキャビネットが配され、その両脇をメートランドスミスのコラムが静かに支えます。重厚感のあるスケールで構成されたこのエントランスは、住まい全体の世界観を象徴する導入部となっています。
正面にはテーブルを中心にクリスタルランプと2脚のアームチェアを配し、その傍らには、迫力ある玄関向けのインテリアの置物としての調度品を格調高くしつらえています。空間に奥行きと品格を与える構成が、訪れる人の視線を自然と引き込みます。
そして、その先にはリビングへと続く螺旋階段。次なる空間への期待感を高めながら、住まいの物語はゆるやかに展開していきます。
2階廊下
— 奥へと誘う静かな回廊
階段を上がると、可動式の壁面に配された花鳥図柄のゴールドの屏風が、華やかな表情で迎えます。
その傍らにはペンシェルシェードのフロアランプを置き、柔らかな光が装飾の陰影を引き立てています。
可動壁の裏側には、シノワズリを両脇に配したミラーを中心に、メートランドスミスのサイドボードとコンソールランプ、象のオブジェを配置。
表と裏で異なる表情を持たせることで、クラシックインテリアの空間に奥行きと変化をもたらし、住まいの世界観をより豊かに演出しています。
リビングルーム
— 洗練された色彩と家具で彩るリビング空間
リビングに一歩足を踏み入れると、グレーを基調に赤をアクセントとしたリビングセットが迎えてくれます。ソファの両脇にはシンメトリーに配置されたメートランドスミスのランプテーブルが置かれ、その上にはドルフィンをモチーフにしたローズグラスのランプが柔らかな光を灯し、空間全体を上品に引き締めています。
ソファ前にはアイアンとマーブル、天板がミラーのカクテルテーブルを配し、重厚感に奥行きを添えつつ、空間に軽やかさを演出。大きな壁面にはメートランドスミスのチェストとシルバーの丸いミラーを組み合わせ、リビング全体の調和を整えています。
リビングセットの正面にはおしゃれなバーカウンターとスツールを配置。カクテルテーブルの色味とリンクさせることで、統一感のあるインテリアに仕上げています。バーカウンターの上には、遊び心あふれるメートランドスミスのアクセサリーやエッグシェルシェードのランプを置き、バーらしい華やぎと個性を添えています。







