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コンソールテーブルとは|歴史と空間を彩る活用法

玄関やリビングで見かける、壁に沿って置かれた美しいテーブル。それが「コンソールテーブル」です。

空間の第一印象を決める家具として、ヨーロッパでは何世紀も愛されてきました。この記事では、コンソールテーブルの意味や歴史から、現代の住まいでの活用法まで、クラシック家具専門店の視点からご紹介します。

コンソールテーブル

コンソールテーブルとは?その意味と特徴

コンソールテーブルとは、壁に沿って置く奥行きの浅いテーブルのこと。「コンソール」という言葉は、フランス語で「棚受け(ブラケット)」を意味します。

もともとは壁に取り付けた棚受け付きのウォールシェルフのような形態で、装飾的な飾り棚として使われていました。

コンソールテーブルの主な特徴は以下のとおりです。

– 奥行きが浅く、壁面にぴったりと寄せて配置できる

– 玄関、廊下、リビングなど、限られたスペースにも置きやすい

– 天板には花瓶、フォトフレーム、置物などを飾る

– 実用性と装飾性を兼ね備えた「アクセントファニチャー」

現代では、玄関の鍵置き場として、またリビングのディスプレイ台として、さまざまなシーンで活躍しています。

コンソールテーブルの歴史——ヴェルサイユ宮殿から現代へ

コンソールテーブルの起源は、今から400年以上も前、17世紀のヨーロッパに遡ります。

バロック時代の誕生

コンソールテーブルは、17世紀イタリアのバロック運動とともに誕生しました。当時は絶対王政の時代。国王や貴族たちは、自らの権力を示すために豪華絢爛な室内装飾を競い合いました。

教会や宮廷では、金箔を施した家具が流行し、金色のコンソールテーブルと大きな鏡を組み合わせたコーディネートが考案されます。この組み合わせには、単なる装飾以上の意味がありました。

電気のない時代、ロウソクの灯りを鏡に反射させて部屋を明るく照らす——コンソールテーブルは、美しさと実用性を兼ね備えた知恵の結晶だったのです。

ヴェルサイユ宮殿の華やかさ

1682年、フランス国王ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に居を移すと、コンソールテーブルは権力と威厳の象徴として、宮廷文化の中心に据えられました。

大理石の天板、精緻な彫刻、金彩が施されたコンソールテーブルの上には、花瓶や時計、美術品などの調度品が並べられます。壁面には絵画や大鏡が掛けられ、ロウソクの灯りが幾重にも反射して、煌びやかな空間を演出しました。

この「コンソールテーブルと鏡」の組み合わせは、ヴェルサイユ宮殿をモデルにヨーロッパ各国の宮廷へと広まっていきます。

18世紀——中産階級への普及

18世紀に入ると、フランスではサロン文化が花開き、家具の小型化・簡略化が進みました。ルイ15世の時代、いわゆるロココ様式の到来です。

かつては上流階級だけのものだったコンソールテーブルも、次第に中産階級へと普及。食器やカトラリーを置く収納スペースとしても活用されるようになりました。ヨーロッパのダイニングでは、コンソールテーブルをサービステーブル(作業台)として使う習慣が今も残っています。

現代のコンソールテーブル

時代とともにデザインは変化し、現代ではクラシックからモダン、トランジショナルまで、さまざまなスタイルのコンソールテーブルが生まれています。

コンソールテーブル

マホガニーとステンレスを組み合わせたモダンなデザイン、アッシュ材とアルミニウムを使ったトランジショナルスタイルなど、伝統的な素材と現代的な素材を融合させた新しい表現も登場しています。

コンソールテーブルの活用シーン

コンソールテーブルは、置く場所によってさまざまな表情を見せます。空間別の活用法をご紹介します。

玄関での活用

コンソールテーブルコレクション

玄関は家の「顔」。訪れる方が最初に目にする空間だからこそ、コンソールテーブルが活きる場所です。

実用的な使い方

– 鍵や郵便物の一時置き場として

– 手袋やサングラスなど、外出時の小物置きに

– 椅子を添えて、靴を履く際の腰掛けスペースに

装飾的な使い方

– 季節の花やグリーンを飾る

– フレグランスやキャンドルで香りの演出

– フォトフレームや思い出の品を飾る

17世紀から続く「コンソールテーブルと鏡」の組み合わせは、玄関にも効果的です。上部にミラーを掛けることで、空間が広く感じられ、外出前の身だしなみチェックにも便利です。

リビングでの活用

コンソールテーブルコレクション

リビングでは、ソファの背面や窓下のスペースにコンソールテーブルを配置することで、空間にアクセントが生まれます。

ソファ背面に置く

ソファの背後にコンソールテーブルを配置すれば、背面の壁が寂しくならず、ディスプレイスペースとして活用できます。テーブルランプを置けば、間接照明としても機能します。

窓下のアクセントとして

窓の下にコンソールテーブルを置くと、観葉植物や花を飾るのに最適なスペースになります。自然光が差し込む場所で、植物がいきいきと映えます。

壁面アートとの組み合わせ

コンソールテーブルの上にアートや写真を飾り、テーブル上の小物とコーディネートすることで、美術館のような空間演出も可能です。

ダイニングでの活用

コンソールテーブルコレクション

ヨーロッパのダイニングでは、古くからコンソールテーブルが「サービステーブル」として使われてきました。

サービステーブルとしての伝統

食事の際、お皿を並べたり、カトラリーを置いたり、作業台として活用します。ホームパーティーの際には、飲み物やグラスの一時置き場としても重宝します。

食器のディスプレイ

お気に入りの食器やカトラリーをディスプレイすれば、ダイニング空間がより華やかになります。キャンドルスタンドを添えれば、特別な食事のシーンを演出できます。

コンソールテーブルを彩る職人技

上質なコンソールテーブルには、長い歴史の中で培われた職人技が息づいています。

象嵌細工——異素材が織りなす芸術

象嵌(ぞうがん)細工とは、木材、金属、貝殻など異なる素材を精緻に嵌め込む伝統技法です。

コンソールテーブルの天板に施された繊細な幾何学模様や花柄は、何世代にもわたって受け継がれてきた職人技の結晶。一点一点、手作業で仕上げられるため、まったく同じ表情のものは二つとありません。

手描き装飾——東洋の美を現代に

漆器の技法を取り入れた手描きラッカーは、熟練の職人が一筆一筆手描きで仕上げます。東洋の伝統美をモダンなデザインに昇華させた、シノワズリスタイルのコンソールテーブルに見られる技法です。

光の角度によって微妙に表情を変える漆の艶は、時を経るほどに深みを増していきます。

真鍮装飾——時とともに深まる味わい

マホガニーと真鍮を組み合わせたクラシックなコンソールテーブルでは、真鍮の装飾が重要なアクセントになります。

新品のときは明るく輝く真鍮も、年月とともに落ち着いた風合いへと変化します。この経年変化こそが、上質な家具の醍醐味。使い込むほどに愛着が深まる、そんな家具との関係が生まれます。

トランジショナルスタイルのコンソールテーブル

セオドアアレキサンダーについて

セオドアアレキサンダー(THEODORE ALEXANDER)は、インテリア業界のパイオニアであるポール・メートランドスミスがさらなる理想を追求するため、1996年に新たに立ち上げたファニチャーメーカーです。

オルソープ、キーノブラザーズ、イングリッシュ キャビネットメーカーなど、数多くの魅力的なキーコレクションをラインアップし、伝統に裏付けられた確かな“ものづくり”への情熱と時代を反映させたイノベイティブなデザインが合わさったコレクションを展開しています。

西村貿易は、THEODORE ALEXANDER/セオドア アレキサンダーの正規輸入・販売代理店です。また、THEODORE ALEXANDER/セオドア アレキサンダー社のキーコレクション、ALTHORP/オルソープ、KENO BROS/キーノブラザーズ、The English Cabinetmaker/イングリッシュ キャビネットメーカー、JAMIE DRAKE/ジェイミードレイク、MICHAEL BERMAN/マイケルバーマンは、日本国内における独占販売を委託されております。

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よくある質問

Q1. コンソールテーブルは何に使うのが良いですか?
玄関では鍵や郵便物の一時置き場、花やフォトフレームのディスプレイ台として活用できます。リビングではソファ背面のアクセント、テーブルランプを置いて間接照明として使うのも効果的です。ダイニングでは、ヨーロッパの伝統に倣ってサービステーブル(作業台)としてもお使いいただけます。
Q2. コンソールテーブルはどこに置くべき?
シンメトリー(左右対称)になる場所がおすすめです。玄関を入って正面の壁、廊下の突き当たり、二つの窓の間、壁の中央など、空間に入ったとき真っ先に目が行く場所に配置すると、視線を集めるフォーカルポイントになります。上部にミラーを掛けると、空間が広く感じられる効果もあります。
Q3. コンソールとはどういうインテリアですか?
コンソールとは、壁に沿って置く奥行きの浅いテーブルのことで、17世紀ヨーロッパの宮廷で生まれた装飾家具です。「コンソール」はフランス語で「棚受け」を意味し、もともとは壁付けの飾り棚として使われていました。現代では、玄関やリビングのアクセントファニチャーとして、実用性と装飾性を兼ね備えた家具として親しまれています。
Q4. コンソールの役割は?
コンソールテーブルには主に二つの役割があります。一つは装飾的な役割で、花瓶、フォトフレーム、置物などを飾るディスプレイ台として空間を彩ります。もう一つは実用的な役割で、玄関では鍵置き場、ダイニングではサービステーブルとして機能します。アクセントファニチャーとして、空間の印象を決める重要な家具です。
Q5. コンソールテーブルとサイドテーブルの違いは?
コンソールテーブルは壁に沿って置く細長い形状で、奥行きが浅く、主に飾り棚として使用します。一方、サイドテーブルはソファやベッドの横に置く小型のテーブルで、飲み物を置いたり手元の照明を置いたりと、より実用的な用途で使われます。形状と配置場所が異なる点が大きな違いです。
Q6. コンソールテーブルの高さの目安は?
一般的なコンソールテーブルの高さは70cm〜90cm程度です。玄関に置く場合は、鍵や小物を取りやすい75cm〜85cm程度がおすすめです。ソファの背面に置く場合は、ソファの背もたれと同程度か少し高めにすると、バランスよく見えます。上にミラーを掛ける場合は、テーブル天板とミラー下端の間に10〜15cm程度のスペースを空けるのが目安です。
Q7. コンソールテーブルの奥行きはどのくらいが良い?
コンソールテーブルの奥行きは30cm〜40cm程度が一般的です。玄関や廊下など、通路幅を確保したい場所では30cm〜35cm程度のスリムなタイプが適しています。リビングなど広いスペースでは、40cm程度の奥行きがあると、より存在感のあるディスプレイが楽しめます。
Q8. コンソールテーブルに何を飾れば良い?
季節の花やグリーン、フォトフレーム、キャンドル、お気に入りの置物などがおすすめです。ポイントは「奇数」でまとめること。3点や5点など奇数のアイテムを高さに変化をつけて配置すると、バランスよく見えます。テーブルランプを置けば、夕方からの雰囲気づくりにも役立ちます。
Q9. コンソールテーブルの手入れ方法は?
普段のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするだけで十分です。汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、すぐに乾いた布で水分を拭き取ります。木製の天板には、定期的に家具用のワックスやオイルを塗ると、艶が保たれます。直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は、木材の変形や塗装の劣化につながるため避けましょう。
Q10. コンソールテーブルはどこで買える?
量販店からインテリア専門店、アンティークショップまでさまざまな場所で購入できます。上質なコンソールテーブルをお探しの場合は、高級クラシック家具を専門に扱う店舗がおすすめです。西村貿易では、白金台のショールームで実際に商品をご覧いただけます。専門スタッフがお客様の空間に合った一台をご提案いたします。

まとめ

コンソールテーブルは、17世紀ヨーロッパの宮廷で生まれ、何世紀にもわたって愛されてきた伝統的な家具です。壁に沿って置く奥行きの浅いフォルムは、玄関やリビング、ダイニングなど、さまざまな空間で活躍します。

象嵌細工や手描き装飾、真鍮装飾など、職人の手仕事が息づく上質なコンソールテーブルは、空間のアクセントとして、また日々の暮らしを彩るパートナーとして、長く愛着を持ってお使いいただけます。

コンソールテーブルの選び方について詳しくは、玄関を格調高く演出する、コンソールテーブルの選び方もご参照ください。

時を超える美との出会い

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