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アンティークテーブルの選びの手引き

アンティークテーブルには、時代を超えて受け継がれてきた様式美と、暮らしの中で育まれてきた確かな佇まいがあります。優美な曲線を描く猫脚、職人の手仕事による象嵌細工、長い年月を経て深みを増した無垢材の風合い。それらは単なる家具にとどまらず、空間に品格と物語をもたらす存在です。

アンティークテーブルを選ぶということは、意匠や年代だけでなく、「どのような価値を暮らしに取り入れたいか」を考えることでもあります。本記事では、アンティークテーブルの種類・様式・素材を丁寧にひも解きながら、時代を経て受け継がれてきたテーブルの魅力とともに、伝統的なデザインを現代の技術と品質基準で制作された家具という選択肢についてもご紹介します。
クラシック家具の名門ブランドを日本で取り扱う西村貿易が、それぞれの価値観や住空間に寄り添いながら、ふさわしい一台を見つけるお手伝いをいたします。

アンティークテーブルとは

アンティークテーブルとは、製造から100年以上が経過した、歴史的・芸術的価値を持つテーブルです。 18〜19世紀の欧州で生まれた様式美を今に伝え、時を経るほどに風合いを深める無垢材や、職人の手仕事による精緻な装飾が特徴です。一般的に、製造から20〜100年のものは「ヴィンテージ」、100年以上のものが「アンティーク」と呼ばれます。

本物のアンティークと「アンティークスタイル」の違い

アンティークテーブルには、大きく分けて2つの選択肢があります。

項目アンティークテーブルアンティークスタイル(新品)
商品の性質長い年月を経て受け継がれてきた一点物伝統的なデザインを継承し、制作された新品
品質保証修復・メンテナンスを前提とした状態新品としての品質基準・保証
ストーリー時代背景や使われ方に個体差があるブランドの歴史と職人技が明確
在庫一点限りの出会い国内在庫・受注生産・取寄せが可能

どちらが優れているということではありません。
時を重ねた一点物との出会いを大切にしたい方にはアンティークテーブル、
品質保証や入手性を重視したい方には新品のアンティークスタイル家具が適しています。
本記事では、両方の選択肢を踏まえながら、テーブル選びのポイントをお伝えします。

種類で選ぶ ─ 用途別テーブルガイド

アンティークテーブルは、用途や設置場所によってさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解し、暮らしに合った一台を選びましょう。

コンソールテーブル

コンソールテーブルは、壁面に沿わせて配置する奥行きの浅い装飾用テーブルです。 18世紀のフランス宮廷で燭台や花瓶を飾る台として生まれ、現代では玄関やリビングで空間に格調を添える家具として愛されています。

デミルーン(半円形)タイプは、優雅な曲線が特徴で、玄関ホールの中央やコーナーに置くとフォーカルポイントとして機能します。

→ 詳しくは「玄関を格調高く演出する、コンソールテーブルの選び方」をご覧ください。

コンソールテーブル
THEODORE ALEXANDER (RE50025)
コンソールテーブル
ALTHORP (AL53012)

ランプテーブル

ランプテーブルは、照明器具を置くために設計された小型のサイドテーブルです。 ソファやベッドの脇に配置し、読書灯や間接照明を美しく見せる役割を担います。

引き出し付きのタイプであれば、リモコンや眼鏡など日常の小物をすっきりと収納できます。装飾性と実用性を兼ね備えた、暮らしに寄り添う家具です。

THEODORE ALEXANDER (M5005-589)
THEODORE ALEXANDER (M5005-389)

オケージョナルテーブル

オケージョナルテーブルは、「必要な時に使う」多目的な小型テーブルです。 来客時のドリンクサービス、読書中のティータイム、ディスプレイ台など、さまざまなシーンで活躍します。

移動が容易なサイズ感で、空間のアクセントとしても重宝します。

ALTHORP(AL50079)
THEODORE ALEXANDER(SC50002)

ネストテーブル

ネストテーブルは、大中小のテーブルが入れ子になった機能的な家具です。 普段はコンパクトに収納し、来客時には広げて使えるため、日本の住宅事情に適しています。

18世紀イギリスで生まれたこのスタイルは、限られた空間を有効活用する知恵の結晶です。

MAITLAND-SMITH(3240-725)
ALTHORP(AL50061)

コーヒーテーブル・カクテルテーブル

コーヒーテーブルは、リビングのソファ前に配置する低めのテーブルです。 カクテルテーブルとも呼ばれ、家族が集う空間の中心として機能します。

天板の高さは40〜50cmが一般的で、ソファに座った状態での使いやすさを考慮して選びましょう。

THEODORE ALEXANDER(M5105-178)
THEODORE ALEXANDER(M5105-438)

西村貿易のテーブル一覧を見る

様式で選ぶ ─ デザインの系譜を知る

アンティークテーブルの様式を理解すると、空間との調和を考えた選択ができるようになります。主要な様式の特徴をご紹介します。

クイーンアン様式(18世紀初頭)

イギリスのアン女王時代(1702〜1714年)に花開いた様式です。カブリオールレッグ(猫脚)と呼ばれる優美なS字曲線の脚が最大の特徴。装飾を抑えながらも、曲線美で優雅さを表現しています。

貝殻モチーフ(シェル)や、ボールアンドクロー(球を掴む鉤爪)の脚先も、この様式を象徴する意匠です。

ジョージアン様式(18世紀中期〜後期)

ジョージ1世〜3世時代(1714〜1811年)の英国で発展した様式です。シンメトリー(左右対称)と重厚な装飾が特徴で、マホガニーやウォールナットなど高級木材が多用されました。

チッペンデール、ヘップルホワイト、シェラトンといった名匠たちが活躍し、英国家具の黄金期を築きました。

ヴィクトリアン様式(19世紀)

ヴィクトリア女王時代(1837〜1901年)のイギリスで隆盛を極めた様式です。華やかな彫刻装飾と折衷的なデザインが特徴で、ゴシック、ロココ、東洋趣味など多様な要素を取り入れました。

産業革命により中産階級が台頭し、家具への需要が高まった時代を反映しています。

シノワズリ(東洋趣味)

17〜18世紀の欧州で流行した、東洋の美意識を取り入れた装飾スタイルです。ハンドペイント、金箔装飾、花鳥風月のモチーフが特徴で、東洋の漆器に由来する伝統技法が用いられます。

山水画、鶴、竹、牡丹など、描かれるモチーフ一つ一つに吉祥の意味が込められています。

シノワズリとは?インテリアの特徴と高級家具で叶える美しい暮らし

トランジショナル

トランジショナルスタイルは、クラシックの優雅さとモダンの洗練さを融合した現代的なスタイルです。 過度な装飾を排しながらも、上質な素材と美しいプロポーションで品格を表現します。

現代の住空間に自然と溶け込みながら、確かな存在感を放つ。そんなバランスを求める方に適しています。

素材で選ぶ ─ 本物の価値を見極める

無垢材の種類と特徴

アンティークテーブルの価値を決める大きな要素が、使用される無垢材です。

マホガニー:赤褐色の深い色合いが特徴。経年変化で美しい艶が増し、「家具の女王」と称される最高級材。

ウォールナット:落ち着いたダークブラウンの色調。硬質で耐久性に優れ、木目の美しさに定評がある。

オーク:重厚感のある木肌と、虎斑(とらふ)と呼ばれる独特の模様が特徴。英国家具で古くから愛用される。

脚のデザイン

テーブルの印象を大きく左右するのが脚のデザインです。

カブリオールレッグ(猫脚):S字曲線を描く優美な脚。クイーンアン様式を象徴するデザイン。

テイパードレッグ:下に向かって細くなる直線的な脚。シェラトン様式に多く見られる端正なデザイン。

ツイストレッグ:螺旋状にねじれた装飾的な脚。熟練の職人技が光る、手の込んだ意匠。

装飾技法

職人の手仕事が最も表れるのが、装飾技法です。大量生産では決して再現できない価値がここにあります。

象嵌(ぞうがん):木材や金属に異なる素材を埋め込んで模様を作る技法。マルケトリー(寄木細工)とも呼ばれる。

金箔装飾:薄く延ばした金箔を貼り付け、華やかさを添える伝統技法。経年で落ち着いた輝きに変化。

ハンドペイント:職人が一筆一筆手作業で描く塗装技法。東洋の漆器に由来し、シノワズリスタイルに欠かせない。

無垢材の種類:クロッチマホガニー(左)ウォールナット(真中)オーク(右)
装飾技法:象嵌(左)金箔装飾(真中)ハンドペイント(右)

品質保証のある、アンティークテーブル

「長く使いたいからこそ、品質の見極めが難しい」─ そう感じている方に、もう一つの選択肢をご紹介します。

西村貿易が取り扱うクラシック家具は、18〜19世紀の伝統的なデザインを、現代の熟練職人が一点一点手作業で仕上げた新品です。

・「誰が使っていたか分からない」という不安がない
・アンティークテーブルデザインなのに新品としての品質保証がつく
・一点物の売り切れリスクがなく、在庫確認や取り寄せが可能

歴史的なデザインの美しさはそのままに、新品ならではの安心感。それが、アンティークスタイル家具という選択肢です。

価値ある一点物を蘇らせる修理サービス

西村貿易では、新品の販売だけでなく、価値ある高級家具の修理・メンテナンスにも対応しております。

ご家族から受け継いだ大切な家具、長年愛用してきた一点物。熟練の職人の手で丁寧に修復し、次の世代へと受け継ぐお手伝いをいたします。

「新しい家具を買う」だけでなく、「思い出の家具を蘇らせる」。それもまた、豊かな暮らしの選択肢です。

西村貿易の修理サービス

西村貿易が選ぶ名門ブランドの職人技

オルソープ ─ ダイアナ元妃の実家が生んだ家具

ALTHORP(オルソープ)は、ダイアナ元妃の実家として知られるスペンサー伯爵家の邸宅に由来するブランドです。500年の歴史を持つオルソープ邸のコレクションを、現代の住空間に再現しました。

第2代スペンサー伯爵が所有した軍刀に由来する「サーベルレッグ」など、英国貴族の歴史が息づくデザインが特徴です。

オルソープの家具を見る

メートランドスミス ─ 職人技の継承

MAITLAND-SMITH(メートランドスミス)は、1979年にアメリカで創業し、現在もノースカロライナ州ハイポイントに本社を構える高級家具ブランドです。

フィリピンの熟練職人たちが、ハンドペイント、象嵌細工、金箔装飾といった伝統技法を今も守り継いでいます。一点一点、職人が手作業で仕上げるからこそ生まれる唯一無二の美しさ。それは、大量生産では決して実現できない価値です。

メートランドスミスの家具を見る

セオドア アレキサンダー ─ 英国伝統と現代の融合

THEODORE ALEXANDER(セオドア アレキサンダー)は、ノースカロライナ州ハイポイントを拠点とするクラシック家具の名門です。

英国の伝統と現代の感性を融合させたトランジショナルスタイルを得意とし、現代の住空間に自然と溶け込む家具を世界に届けています。引き出し付きランプテーブルなど、装飾性と機能性を両立した製品も魅力です。

セオドア アレキサンダーの家具を見る

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よくあるご質問(FAQ)

Q1. アンティークテーブルとは何年前のもの?
一般的に、製造から100年以上が経過したものを「アンティーク」と呼びます。20〜100年のものは「ヴィンテージ」と区別されることが多いです。
Q2. アンティーク家具とヴィンテージ家具の違いは?
主な違いは年代です。100年以上で「アンティーク」、20〜100年で「ヴィンテージ」とするのが一般的な定義です。価値や希少性は、年代だけでなく、製造技法やデザイン、保存状態によっても左右されます。
Q3. リプロダクション家具とは?
リプロダクション家具とは、過去の名作デザインを現代の技術で再現した新品です。「レプリカ」「復刻版」とも呼ばれます。西村貿易が扱うMAITLAND-SMITH、THEODORE ALEXANDER、ALTHORPの家具は、伝統技法を継承した熟練職人が一点一点手作業で仕上げています。
Q4. アンティークテーブルの相場は?
アンティークは状態やブランド、希少性により数万円〜数百万円と幅があります。西村貿易が取り扱う新品のアンティークスタイル家具は40万円〜150万円程度です。例えば、Althorp AL53012は¥1,320,000、Maitland-Smith K3431-089は¥1,430,000です。
Q5. 日本の住宅にアンティーク家具は合う?
合います。特にコンソールテーブル、ランプテーブル、ネストテーブルなど小型のアンティークスタイル家具は、日本の住宅にも自然に馴染みます。和モダンの空間にシノワズリスタイルを合わせるなど、東西の美意識を融合させたコーディネートも人気です。
Q6. アンティークテーブルのお手入れ方法は?
基本は乾いた柔らかい布での乾拭きです。直射日光やエアコンの直風を避け、急激な温度・湿度変化から守ることが大切です。定期的にワックスがけを行うと、木肌の保護と艶出しに効果的です。
Q7. アンティークと新品、どちらがおすすめ?
目的によって異なります。一点物との出会いを楽しみたい方にはアンティーク、品質保証や入手性を重視する方には新品のアンティークスタイル家具が適しています。西村貿易では、新品の家具販売に加え、価値ある高級家具の修理・メンテナンスにも対応しております。

時を超える美との出会い

アンティークテーブルは、種類×様式×素材を理解することで、暮らしに合った一台を見つけることができます。

そして、伝統的なアンティークだけでなく、「新品のアンティークスタイル家具」という選択肢もあります。歴史的なデザインの美しさはそのままに、新品ならではの品質保証と安心感。それが、西村貿易がお届けする価値です。

白金台のショールームでは、Maitland-SmithTheodore AlexanderAlthorpなど、クラシック家具の名門ブランドから厳選したテーブルを実際にご覧いただけます。職人の手仕事が息づく家具との出会いが、あなたの暮らしに新たな物語を紡ぐきっかけになれば幸いです。

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